しまね大交流会2025を開催しました

 

　11月1日（土）に、くにびきメッセにて「しまね大交流会2025」を開催いたしました。

　「しまね大交流会」は、島根県内を中心に、学生・生徒、企業、自治体、教育機関の皆様など、様々な立場の人々が一堂に会し、自身の魅力を発信しあう、当コンソーシアム最大のイベントです。今年で11回目の開催となり、会場では「未来を創る人たちのめぐり逢い」をテーマに、様々な交流が生まれました。

　当日は雨が降ったりやんだりの天候でしたが、たくさんの人がくにびきメッセに集まりました。山陰両県の企業・団体・大学からは146ブースが出展し、来場した学生・生徒は774名、総来場者数は1,284名となりました。

　

　会場では、数多くの学生・生徒が、146の出展ブースの中から自分が興味のあるブースを回り、島根で働くことや学ぶことの魅力、実際の働き方の紹介、企業の製品等の実物展示や実演などを通して、様々な出会いや発見をしていました。

　また、同時開催した「しまねで輝く！」セミナーでは、島根県にU・Iターンした方からリアルな経験談を聞くことで、参加した学生・生徒にとっては多くの気づきが得られる機会となりました。

　来場者からは、「交流を通じて、自分の価値観を整理できた」「地域で働く魅力について教えてもらい、地元でのキャリアを考えるきっかけになった」「異なる業界の話を聞けて視野が広がり、キャリアについて考える良い機会になった」等の声がありました。
　出展者からは「移動時間やフリー交流タイムも学生が絶えず着席してくださり、時間いっぱいお話しました」「学生のいろいろな表情や質問があり充実した時間となりました」「この交流会をきっかけにインターシップで来ていただける学生も多いので大変有難く思っております」等の感想をいただきました。

　当日ご出展、ご来場くださった皆様ありがとうございました。今の社会を支えている大人と、これからの社会を担う若者が一堂に会して様々な交流を行うしまね大交流会が、地域の未来を創る人たちのめぐり逢いの一助となりましたら幸いです。

 

 　　

 

 

オープニング

　しまね産学官人材育成コンソーシアム共同代表である丸山達也島根県知事の挨拶の後、しまね大交流会実行委員会の長谷川委員長の開会宣言で、熱気あふれるスタートとなりました。

 

　　

 

 

 

 

ジョブカフェセミナー

　最初に、島根に暮らすこと・住むこと・働くことのいいところを再確認できるクイズを行いました。多くの学生が笑顔でクイズに答え、リラックスしたところで、続いて簡易興味検査を行いました。自分の興味や適性を客観的に知ることができ、意外な結果に驚いた学生も多かったようです。また、「『好きなこと』と『向いていること』が必ずしも一致しないことを実感した」という感想もありました。自分に適性のある業界を知ることで、出逢いと交流タイムに回る出展ブース選びの参考にしてもらえたことと思います。

 

　　

 

 

出逢いと交流タイム

　来場者は、自分が興味のある出展ブースを回り、島根で働くことや学ぶことの魅力について話を聞きました。実際にそこで働いている人や活動している人と交流し、企業の製品等の実物展示や実演などを見ることで、様々な出会いや発見をしていました。

　また、今年初めての試みとして、若者がこれからの人生について考えるきっかけとなるよう、出展者のライフイベントをチャート形式で紹介してもらいました。来場者からは、「話題が自然に広がり、進路の悩みや興味を共有できた」「ある方から『失敗した経験も大切に』という言葉をもらい、過去の挫折をポジティブに捉えられるようになった」「将来の夢の話をする中で言われた『もっと挑戦していい』という言葉が印象的で、自信がついた」等、たくさんの前向きな感想をもらいました。大人の様々な生き方に触れることで、若者の視野が大きく広がったようです。

 

　　

 

　　

 

　　

 

　　

 

　　

 

 

　また、今年はしまね大交流会初の試みとして、会場の中心にカフェブースを設けました。若者にとっても大人にとっても、ほっと一息つけるスペースとなっていました。また、コーヒーやお茶を飲みながら、同じテーブルで若者と大人が交流する様子も見られました。

 

　　

 

 

　毎年恒例となったおみくじ型ご縁カードを、今年も配布しました。どのブースを訪問するか悩んでいる来場者のために、出展ブース名が書かれたご縁カードを引いてもらい、カードに書かれているブースを訪問してもらうという取組みです。自分では選ばない業種のブースを訪問することで思いがけない出逢いにつながり、新たなご縁とめぐり逢った学生・生徒も多くいたようです。

 

　　

 

「しまねで輝く！」セミナー

　しまね大交流2025と同時開催で、島根県にＵＩターンした社会人2名によるトークセミナーが行われました。島根県外で働くことを経験しているお2人の話を聞くことで、来場者は改めて島根の良いところに気づき、将来の選択肢として島根で働くイメージが広がったようです。自分の価値観や優先順位を明確にすることの重要性や、都会で働くことと地方で働くことにはそれぞれに良い点があるということなど、若者が自分の将来についての考え方を学ぶセミナーとなりました。

 

 　　

 

　参加学生からは、「好きなことを仕事にするだけでなく、生活の質を考えた選択が必要だと感じた」「最初は、島根県は田舎で何もないと思っていたが、セミナーを通じて島根の魅力を再認識できた」等の感想がありました。

 

 

クロージング

　参加した学生・生徒が、ブース展示や話の内容が良かった企業に投票する「ベストプレゼンテーション賞」が発表され、以下の2社が表彰されました。

　　第1位　SHIMANE KAKKI

　　第2位　合同会社NEW WORK STYLE

　ご受賞おめでとうございます。

　惜しくも受賞を逃した他のブースについても、多くの学生が投票しており、それぞれのブースの工夫が伝わってくる結果となりました。

 

表彰の様子

 

SHIMANE KAKKIのブースの様子

 

合同会社NEW WORK STYLEのブースの様子

 

投票の様子

 

最後に、しまね産学官人材育成コンソーシアム共同代表である島根大学大谷浩学長の閉会挨拶がありました。

閉会式では多数の若者がステージ前に集まり、盛況のうちに終えることができました。

 

しまね大交流会2025開催概要

開催日時：2025年11月1日（土）12：00～16：15
開催方法：対面イベント
開催場所：くにびきメッセ
参加人数：1,284名
・若者：774名（島根大学、島根県立大学・同短期大学部、松江工業高等専門学校、高校生、その他学生・生徒を含む）
・大人：510名（出展者含む上記「若者」以外の一般参加者総数）
出展者数：146（企業・団体・自治体123、大学23）

・しまね大交流会2025開催報告
・しまね大交流会2025開催要項
・しまね大交流会2025チラシ
・しまね大交流会2025出展ブース一覧