しまね大交流会2025出展者情報

島大 教育学部 地理学研究室 人口減少社会に向き合う「縮充」のまちづくり

公開日 2025年09月23日

更新日 2025年09月24日

出展番号

138

 

団体正式名

島大 教育学部 地理学研究室

 

団体HPのURL

https://www.edu.shimane-u.ac.jp/staff/staff23.html

 

業種

大学

 

概要紹介

島根大学教育学部地理学研究室では,「地域の持続可能性」について研究し,行動しています。
「地域の持続可能性」とは,一過性の活性化策を意味していません。地域の本質を見据え,地域とともに考え,行動しながら答えを模索していきます。
そのためには,地域の実態を的確に把握する必要があります。
私たちの研究室は,島根県内外のフィールドにおいて地域調査と地域活動を継続して行っています。
その拠点となるのが,研究室の分室「ラボ」です。
現在,江津市「松平ラボ」,邑南町「邑南ラボ」,奥出雲町「奥出雲ラボ」,飯南町「飯南ラボ」,出雲市佐田町「さだラボ」,兵庫県佐用町「さよラボ」の6カ所に「ラボ」があります。
この他,兵庫県豊岡市も主要な研究フィールドとなっています。

 

出逢いと交流タイム

「縮充」のまちづくりとは?

 持続可能な地域とは,どのような地域でしょうか? 
人口が増えることでしょうか? 人々が多く集って賑わいのある地域となることでしょうか?
様々な考え方があると思います。
日本全体では,2005年頃から人口が減少しはじめており,今後も増加することはありません。
したがって,農村地域に限らず,都市地域でも人口が減少していきます。
人口減少社会においては,「縮充」のまちづくりが重要であると考えています。
「縮充」とは,地域の規模や機能が縮小したとしても,地域住民が充実した暮らしを続けられることを意味しています。
具体的には,従来からの慣例を見直すとともに,全ての人々が主役となれるような地域を構築していくことが大切だと考えます。

 

<発表者>
研究室担当教員の作野広和です。島根県松江市出身,島根大学に着任して26年が経ちました。
大学院在学中を含めて30年間にわたって,中国地方の中山間地域を見つめてきました。
中山間地域には,極小規模の集落が多数存在しています。そうした集落を見つめ,あるべき姿を考えています。
私たちは,「その地域,その人らしく生き続けること」が大切であるとの結論を得ました。
また,地区や集落を単位とした地域コミュニティは,これまでイエ中心,男性中心の地域社会を構成してきました。
その結果,女性・若者・子どもにとって「住みにくい」地域になっています。
「住みやすい」地域にするためにはどうしたらいいのかについて,検討し,住民とともに考え続けています。

 

SNS

https://www.facebook.com/hirokazu.sakuno

 

 

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